高校退学者の保険となる単位制高校

高校退学者には様々な理由がある。
病気で長期休暇を取った結果、次の学年へ上がることが困難となり、
一学年下の後輩たちと過ごすのが嫌で退学したり、学校の規則に違反し、
自主退学を求められるなどである。

 

こうした一度定まったレールを外してしまった人たちにも様々な道を用意してあげることで、
道に外れたことをしないようにしてあげるのも大人の責任である。

 

こうした高校退学者にとって一つの保険となりうるのが、単位制高校という制度である。
単位制高校とは、学年による教育課程の区分を設けないで、
決められた単位を取得することで、高校卒業資格がもらえる高校のことを言う。

 

定時制や通信制高校で多い制度であるが、全日制高校にも設置されている。
若いうちに自分は落ちこぼれという劣等感を植え付けてしまうと社会復帰を拒み、
反社会的な行動を取る人間になってしまうことが多々ある。人間だれしもミスはある。

 

ちょっとしたミスで運悪く退学者になってしまった者も多くこうした若者に劣等感を
与えてしまうことは決して良く無いことであるということだ。

 

日本の教育の良いところとして、飛び級などを作らず、賢い人へひいきすることもないが、
落ちこぼれを作らないというポリシーがある。

 

こうした単位制高校も落ちこぼれを作らないという日本の教育制度の一環である。
こうした制度が上手く作用しているか比較することは出来ないが、
少なくとも他国よりも社会的に安定していることは間違いない。

 

一度道を外れそうになった者への保険を用意してあげることは
落ちこぼれを作らないという日本らしい制度だと思う。